5月28日(日)、特別展関連行事としまして
茶室「尚庵」において「青光の茶会」を開催しました。
当日は、これぞ爽やかな5月といったお天気。
着物でいらっしゃった方が沢山いたのですが、暑くもなく寒くもなく、
時々いい風が吹いて、本当に気持ちのいい日でした。
席主は近藤宗美先生(裏千家)にお願いしたのですが、
お話をしてからほぼ1年がかりで準備をされました。
あちこち骨董市を覗いては、茶会にぴったりのお道具を揃えられたそうです。
和ガラスと茶道具の優品を抜群のセンスで組み合わされ、
お茶会を開いてくださいました。
その中で、お軸について少しお話させてください。
「無声呼人(むせいひとをよぶ)」と書かれた一行書を本席に掛けられたのですが、
この禅語は、
「特に声を発しなくても、本当に素晴らしい方のもとには自然に人が集まるものだ」
という意味になります。
先月、坂崎幸之助さんが愛宕坂へお見えになったとき、
その場に近藤さんが偶然居合わせたのですが、
坂崎さんのお人柄や観覧者の大喜びする姿に、自然とこの言葉が重なったそうです。
その時に書いてくださったサイン色紙をさりげなく待合席に飾るなど、
随所に坂崎さん、そして和ガラスの良さが感じられるお席となりました。
待合席で出される香煎も三ツ矢サイダーのアンティークなグラスに
福井・若狭梅のサイダーだったんですよ!!さすが、近藤先生。
本席の様子は写真撮影を遠慮しました。
なんだか様子が伝わる画像が少なくてごめんなさい。